かみかわ銀の馬車道
歴史あふれる街のみどころ
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仙霊茶のルーツを訪ねる

どらやき▲どらやき
「仙霊」の木版▲「仙霊」の木版
 享保元年(1716年)生蓮寺の第6世定空上人(じょうくうしようにん)が当地の気候風土に目を付け、お茶を植えたのをきっかけにお茶の栽培が盛んとなり、享保10年(1725年)には、京都宝鏡寺の宮様から「仙霊」の名を賜り、それ以来、毎年お茶を献上しました。また、茶詰した袋に「仙霊」の印を押して、広く人々に配った模様です。
 このような歴史背景の中、約300年前からお茶の栽培が盛んとなり、今でもあちらこちらにお茶畑が見受けられます。吉冨区にはふれあい茶園(7ha)があり、仙霊茶の拠点としてお茶が生産されました。またこの仙霊茶を使ったお菓子なども作られています。
生蓮寺本堂
釈迦涅槃像

本堂と釈迦涅槃像

 今から約420年前の文禄4年(1595年)、観空智伝(かんくうちでん)和尚が粟賀の地に念仏の教えが無いのを嘆き、浄土念仏の道場として生蓮寺を開かれました。寺の名称の由来は、西山上人(せいざんしょうにん)の歌「生きて身を蓮のうえに宿さずば念仏申す甲斐やなからん」の「生」と「蓮」からきています。
 天保4年(1833年)12月18日の大火災により全焼、弘化2年(1845年)に再建されましたが、老朽化により平成2年に現在の本堂と庫裏が改築されました。
 【薬師堂】明治初期、第16代住職の時に、村人たちの手により境内に薬師堂を建立しました。それ以来生蓮寺の「おやくっさん」として親しまれ、毎年7月には「薬師夏祭り」が行われ、無病息災と五穀豊穣を祈願しております。
薬師堂(瑠璃殿)

▲薬師堂(瑠璃殿)

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〒679-2414 兵庫県神崎郡神河町粟賀町172
竹内邸
 竹内邸は、古くから地域の盟主として旧粟賀村で造り醤油、造り酒屋を営んでいました。また、地域一帯のお茶の問屋としての役割を担ってきました。
 天保12年(1841年)の粟賀大火により内蔵だけは残し、他の建物は全焼。その後、生野鉱山の山師(やまし)の家を移築した(現建物)とされています。
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兵庫県神崎郡神河町中村
越知川・名水街道1
越知川・名水街道2
 越知川は市川の支流で、笠形山・千ヶ峰県立自然公園を源流とし、山あいを流れる清流で、古くから米どころお茶どころとしての生育に欠かさない水の宝庫となっています。名水の取水箇所も4ヶ所あり、多数の来訪者でにぎわいます。
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兵庫県神崎郡神河町中村
竹難波酒販店
 難波酒販店は、旧生野街道沿いの宿場町中村区内に位置しています。先代が江戸時代に大阪からこの地に移り住み財をなしました。現在の建物は、明治中期頃に建て替えられたとされています。
 旧生野街道沿いに点在する町家の中でも特に年代が古く、規模の大きい古民家であり、かつては養蚕業、染色業も営んでいました。玄関腰窓に用いられている杉の一枚板や出格子、虫籠窓等のしつらえは宿場町として栄えた往時の様子を垣間見ることができます。
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〒679-2413 兵庫県神崎郡神河町中村161